森羅を映す湖 〜自己を見つめて〜

「本当の相手」に出逢ってしまった、ADHDでアスペ持ちの日々とつぶやきです。
当ブログ内文章の他サイトへの無断転載は厳禁です。

罪悪感と止められない思い

彼とは空港で別れて以後、お盆休み中にメールのやり取りが続いたと書きましたが、お盆休み以降も結局、彼との毎日のようなメールのやり取りは続きました。


彼は昼間メールを送ってくる事もあって、ちょっとした事を仕事の合間に送ってくれる事もあったり、私は夜になって息子を寝かせた後に彼からのメールをじっくり読んだり、じっくり書いたりして。

その頃はそれが毎日の楽しみと潤いになってました。


そう、まるで青春時代を思い出したかのような、本当にまるで恋する乙女のような気持ち。

こんな気持ちは結婚してしまったらもう一生持つ事はないと思っていました。

彼からの他愛ないメールが待ち遠しく、それが日々の支えとなる毎日。


一方、彼も当時は彼女や特定の人がいない状況。

ほんのちょっとした出来事を毎日のようにメールで送ってくれるなんて、今は私が彼にとって一番近い位置にいる女性なのかな、とちょっと自惚れてみたり。


その頃の私、鏡で見ると明らかにキラキラ輝いていたと思います(笑)。


でもその一方で、旦那に対する罪悪感の気持ちも大きくなっていました。

単身赴任で離れた地で旦那は息子とも離れ、一人で頑張ってる。

なのに私はこんな風に、他の男性にすっかり心奪われているような状態で…。


しかもこの頃の私は、彼とのメールやり取りしている最中に、メールを書いてる途中(まだ息子が寝付く前)に私にくっついてくるというかまとわりついてくる息子を鬱陶しく思ってしまう時さえありました…。

もちろん息子は可愛くて大好きなんです。でも彼とのやり取りの私の楽しい時間を邪魔しないで欲しい、って。

実際、メール打ってる最中は「ちょっとあっち行ってて!」と遠ざけた事もありました。

そしてそんな自分に自己嫌悪も感じてしまってました。

「ああ、これ私、母親じゃなくて完全に『オンナ』じゃん…。」

って。


旦那に対する「ごめん」という罪悪感。息子に対する「母親でいられない私がいる」罪悪感。

でも…実際に不倫している訳じゃないし、会ったのはたったの2度だけ、実際は他愛ないメールのやり取りしているだけ。

気持ちだけなら他に向くこともある…ごめんなさい、でも今の気持ちは止められません、という思いでした。

黙っているだけなら、きっとこういう事は誰にでもある事なのかも…と。


そして、自分がこういう気持ちになり、初めて「不倫に走ってしまう人の気持ち」というのが理解できるようになりました。


絶対にやっちゃいけないことなのはわかっている。でも、どうしようもない気持ちが溢れてしまう時がある。

理性のブレーキは必要。でも、このブレーキがどれだけ効くかが、実際に不倫に走ってしまうかどうかの違いなのだ、と。


この時の私は、過去に放送された数々の不倫ドラマと言われるもの(金妻とかその他色々。昼顔はまだ放送前)を見たくてしょうがないような気持ちになっていました(苦笑)。結局見てないですけどね。


そして彼とのメールは、最初は他愛ない内容が中心だったのが、だんだん私から送る内容が、自分のコンプレックス(自分は過去にモテなくて、男性からは友達にしか見られなくて、旦那と結婚前に付き合った相手がいない、など)をさらけ出してしまうような内容や、このまま歳を取っていくことに女として不安を感じるとか、何故か自分をさらけ出してしまうようなメールを彼に送るようになっていました。

何故か、彼にはそんな事を伝えたくなってしまったのです。


彼は境遇的には、自分はバツイチで自分が原因で過去の家族を壊してしまったそうで、「そんな自分から見たら美真さんは結婚して子供もいて、好きな仕事もして、旦那さんは普段いなくて好きにできて、幸せそのものの見える。でも人ってわからないものだね」と。


そしてそのうち、私は彼に、彼への惹かれてしまう自分の気持ちをどうしても伝えたくて伝えたくてたまらなくなってしまうのでした。

×

非ログインユーザーとして返信する