「月が綺麗ですね。」
色々話が前後してすみません。
今、ツインの彼との出来事や軌跡を追って書きつつ、現在思った事なんかを合間合間に挟んで綴ってますが、今現在の私と彼との状態について先にネタバラシをしてしまうと…
今はいわゆる「サイレント期」に入ってます。
どうしてサイレント期に入ってしまったのかはまた追々書いていきますが…
今はとにかく、彼から全く連絡がない状態です。
連絡を取れない訳ではないのですが…
私からメールを送っても、彼からは一切返事が来ないような状況です。
メールが拒否されている…? と思う方もいらっしゃるかもですが、それに関しては、彼は私からのメールは拒否せずに受信してちゃんと読んでいる、という確信があります。
それは…私の感覚でわかるからです。
これについても後々、説明していきます。
さて、何故今回はこんな事を先に書いたかと言うと、今の状況を説明しないと書けない、どうしても書きたい話があったからです。
上記に書いた通り、私は今、彼からのメール及び返信を一切もらえない状況にあります。
ですが、これまで彼との出来事や軌跡に書いてきた通り、出逢って最初の頃はほぼ毎日のように、頻繁にメールをしていました。
彼に二人で会うのを拒否された後でも、メールだけはそこそこやり取りを続けてました。
実はその頃、彼からもらったメールがそのうち消えていくのが嫌で(携帯メールなので保存件数がいっぱいになったら古いメールから自動的に削除になる)、彼からもらったメールは私、なんとバックアップを取っていたのです(笑)。
で、そのバックアップをとっていたメールを、今のサイレント期に入ってから改めて読み返したりして、今になって「ああ、こんなやり取りしてたのか!」と思ったり気づいたりする内容もあるのです。
彼とのメールは元々、お互いの趣味や近況を報告し合ったりと他愛のないものから始まったりしていましたが、彼とまだ毎日のようにメールをやり取りしていた頃、お盆休みが明けてからもやり取りしていたある日の彼からのメールの書き出しがこんなものだったのです。
「今日はブルームーンだそうです。こっちでは雲の隙間からチラッと見える程度ですが、そちらはどうですか?」
これを読み返した時にビックリしました。彼、こんな事を書いていたのか! と…。
何故なら、彼とのサイレント期に入ったのは去年の秋から、つまり約半年程前からなのですが、ちょうどその頃にスーパームーンがあったのです。
その時に、私はその大きな月を眺めながら
「ああ、月が大きくて綺麗だな…。彼もこの月を見ているのかな。ねぇ○○さん、月がとっても綺麗だよ。」
と、心の中で遠くの彼に語りかけていたのです。
これはご存知の方はご存知だと思いますが、夏目漱石が「I Love you」を和訳したら「月が綺麗ですね。」と訳した、という有名な話があります。
(まぁ、日本人はそんな直接的な言い回しはしないよ、という文学的な話なんですが)
だからそれにかけて、私がスーパームーンを見て彼に心の中で語りかけたのは、まさにその意だったのですが…。
後になってから、過去の彼からのメールでこんな書き出しをしていた、と知ったら、彼はこの時、どういうつもりでブルームーンの話題なんて出していたのだろう、と…。
スーパームーンを見た時の私と同じ気持ちだったの? それとも…。
でも、友達にしか思っていないメル友相手に、月の話題なんて出すのかな…とか。
実は彼からメールで送られていた月の話題、これだけじゃなかったんです。
これはホントについ昨日か一昨日、また過去のメールを改めて読んでいた時に気付いたのですが、ブルームーンのメールの1ヶ月後には、メールの〆の文章が
「今夜は十五夜だから、餅なんぞ食べながらゆっくりお月見でもして下さい。」
なんて書いてあって…。
彼とは、メールをやり取りしている間にお互いが星空が好きだという共通点を知る事にはなったのですが、それにしても友達としか思っていない女性に対して、こんな月夜の話題なんて出すものなのだろうか? と…。
しかもこれ、二人で会うのを拒否された後のメールで、です。
今になって読み返して、すごくドキドキしたというかビックリしましたよ。
さすがにこういう事をメール相手の女性に送る男性心理が知りたいと思ってしまいました。
二人では会わない、と拒否されたのにこんな事をメールに書いてたなんて…。
これって、やっぱり私が結婚してるから拒否された、ってのはあったのだろうけど、でもだったら彼は私に対してどういう気持ちでいたのかな、って。
…と、今日の綺麗な月を見てたら、そんな事を思い出しました。
実際の満月は明日なんですけどね。
そして実はあと2ヶ月後の満月は、ブルームーンだったりするのです。