出会い
まずは、ツインの彼との出会いから少しずつ書いていきます。
ツインの彼との出会いは、3年前…つまり、2013年の夏でした。
私は既婚者で、小学校に上がったばかりの息子がいる身。
そして旦那は単身赴任をし始めたばかりの時で、私は息子と普段は二人暮し、旦那とは離れて暮らしていました。
旦那と会えるのは、その頃は大体月に1回程度。旦那が自宅のあるこの地に戻ってくるのが主でした。
後は長期連休の時かな。
その夏、私は家族皆でとあるイベントに行きたいと、チケットを取っていました。しかも最初は息子と二人で行こうと2枚しか取っていなかったのに、やっぱり旦那も一緒に行けないかな…と思い、もうすぐ売り切れになりそうなチケットを、慌てて急いで3枚目を確保したのです。
なのに、結局旦那は、仕事が忙しくて参加できそうにない、とのこと。
仕事が忙しくて行けないのは仕方がなくても、その時のやり取りが「せっかく取ってくれたのに、忙しくゴメン」という感じならまだ許せたのに、「しょうがないだろ! 忙しいんだから。絶対にムリムリ」みたいな感じで、こっちが必死な思いで3枚目のチケットをようやく確保したのに、それを労ったり、忙しくて申し訳ない…みたいな態度が一切見られなかった事に、私はすごく腹が立ったんです。
こっちは最初息子と二人で行くハズで2枚しか取ってなかったチケット、皆で行けるかも…とギリギリで何とか確保したのに! とその思いが台無しにされたのが、多分一番悔しかったのだと思います。
そしてこの3枚目のチケットを無駄にするのはもったいないと思い、私は某SNSのそのイベントに関するコミュニティの「チケット譲ります」スレッドに、そのチケットを売り出す事にしました。
このスレッドのルールは「チケット買います、は載せないこと。売りたい人だけが載せる」「売買ルールは定価のみ」という事でした。
なので良心的にチケットを譲れる場所だったので、思い切ってここに、3枚目のチケットを売りに出したのです。
たった1枚、しかもそんなに良い場所で参加できる訳でもないチケットだけど、誰か連絡くれるのかな? って。
でも。
そこに「チケットを譲って欲しい」と連絡してきてくれたのが彼でした。
続く。